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ごぼうをたくさん食べて健康になろう

冬においしい健康野菜のコーナーも、いよいよエンディングになりました。最後に、日本独特の野菜をご紹介しましょう。それがごぼう(牛蒡)です。

ごぼうは欧米では食用にされない日本独特の野菜です。中国では漢方薬の麻疹や利尿剤の原料となり、ヨーロッパでは根が利尿剤として用いられてきました。ごぼうのシャックリした歯ごたえと、香ばしい香り高さがわかるのは、日本人だけの特権と言えるでしょう。最近ではキンピラバーガーやキンピラサラダなどでもおなじみになっています。

ごぼうは食物繊維のかたまりなので、成人病予防の強い味方になってくれます。おもな成分は炭水化物でビタミン類はあまりありませんが、豊富に含まれた食物繊維が腸を整え、コレステロールを低下させてくれます。ですから、大腸ガンの予防や、体内の老廃物を取り除いて成人病の予防をしてくれる、スーパー野菜がごぼうなのです。

ごぼう料理はおなじみのキンピラごぼうのほか、肉巻きごぼうや酢ごぼう、たたきごぼう、それに煮物やけんちん汁などで使われています。

伝統料理の柳川鍋にもごぼうは欠かせません。ごぼうを柳の葉のように薄く削り、その上にどじょうをのせて卵でとじた柳川鍋は、江戸時代から庶民に愛されてきた鍋料理の傑作です。専門店でないと見かけることの少ない柳川鍋ですが、見つけた時にはぜひお試しください。便秘がちな人もお通じがよくなって、おなかがすっきりすることうけあいです。

ごぼうを料理するときには、アクが強いので、切ったそばから水にさらして、じゅうぶんにアク抜きしてから使います。
ごぼうだけのシンプルな料理としては、ごぼうの煮しめはいかがでしょうか。包丁の背で皮をこそげ取って、7〜8ミリの斜め切りにしたごぼうを、水にさらしてアク抜きします。そのあと、だし汁とお好みの調味料で甘辛く煮付けると、保存食に適したごぼうの煮しめができあがります。

おいしいごぼうの選び方は、肌がなめらかでキメが細かいもの。新鮮なごぼうはポキッと折ることができるほど、肉質が緻密です。形はまっすぐに伸びて、ひび割れやひげ根の跡が少ないものを選んでください。泥つきのものは鮮度が落ちにくいのでおすすめです。また、ごぼうはひからびさせても捨てないでください。水につけておくと、風味は少し落ちますが、かなりもとに戻すことができます。

食物繊維の王様・ごぼうを意識的に毎日食べて、忘年会や新年会などイベントが多いこの季節、スリムな体をキープしてくださいね。